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成人式用の振袖を、引き振袖にリフォーム・リメイクしたい方へ

           

      2020/09/16

優美で女性らしいフォルムの引き振袖ゴージャスな帯結びで、あでやかにきめる 

引き振袖

引き振袖

2020年1月13日は、成人の日でした。

街には、20歳になった女性の華やかな振袖姿があふれていました。

 

振袖は、未婚女性の第一礼装です。

成人式に着た振袖は、そのあと親族や友達の結婚式に着たり、

姉妹や従妹が着回すなど、利用できる機会はたくさんありますが、

「引き振袖に仕立て直す」というのも利用価値の高い方法です。

 

「引き振袖」とは、婚礼の時に着る花嫁衣裳。

長い裾をひきずって歩くことから、「引き振袖」という名になったといわれています。

振袖は、未婚のときにしか着ることができないので、

婚礼時の「引き振袖」は、人生最後の振袖姿ということになります。

「引き振袖」の魅力 

 

「引き振袖」の魅力は3つあります。

1つ目は、その美しい立ち姿。

上から羽織る白無垢や色打掛とは違い、

一枚で着るのですらりとした印象になります。

 

腰から膝にかけてフォルムがしぼられ、

裾の先のふき綿と呼ばれる綿が厚みを出し、

優雅で女性らしいシルエットが、式場で映えることでしょう。

引き振袖は、全体的に背を高くみせる効果があります。

 

2つ目は、華やかな帯結びができること。

打掛や色打掛では、背中が隠れてしまいますが、引き振袖なら立体感のある帯結びが、

晴れの日を鮮やかにきらびやかに演出してくれます。

 

3つ目は、動きやすさ。

「掛け布団をかけているような」と、たとえられることがある打掛けと違い、軽やかに動けます。

親しい友人たちと会話がはずむレストランウエディングにもおすすめです。

 

「引き振袖」の歴史 

江戸時代後期、上流階級の花嫁衣裳とされていた「引き振袖」。

昭和初期には、一般的な花嫁衣裳として親しまれるようになりました。

そのころは、「黒引き振袖」が主流でした。

というのも、昭和初期に花嫁衣裳のレンタルはなく、

結婚するとき「黒引き振袖」を用意し、婚礼のあと仕立て直して「黒留袖」として、

そのあとの人生で活躍させていました。

 

この黒地には、他の誰にも染まらないという意味があり、

現代でも黒は、最も格調高い色とされています。

成人式の振袖と「引き振袖」の違い

引き振袖と成人式の振袖の違いは、おおまかに3つあります。

①袖の長さが大振袖(本振袖)サイズになり、衿の長さ、身丈など、寸法が多少異なります。

②比翼をつける。

③婚礼用の小物を持つ。 

 

 

①袖、衿の長さ、身丈が違う

振袖は袖の長さで「小振袖」、「中振袖」、「大振袖(本振袖)」に分けて呼ばれます。

一般的に成人式の振袖には中振袖、または大振袖(本振袖)が用いられます。

 

大振袖(本振袖)・中振袖・小振袖の大きな違いは、袖の長さ。

〇大振袖は、袖丈が104~120cm程度と、振袖の中でもっとも袖が長く、着ると袖はちょうどくるぶしのあたりまできます。

〇中振袖の袖は100㎝前後。着ると袖はふくらはぎあたりまで届きます。

〇小振袖の袖の長さは60~85㎝程度。小振袖の袖は二尺袖とも呼ばれ、着ると膝あたりまで届きます。

 

振袖はおはしょりをして着ますが、引き振袖はおしゃしょりをせず、裾をひきずります。

そのため、身丈を長くする、衿の長さを短くする、裾にふき綿をいれてふっくらさせるなどが必要です。

 

②比翼をつける

結婚式では、主役である花嫁が一番改まった礼装をしなければなりません。

その昔、第一礼装としての「引き振袖」は、着物を⒉枚重ねて着る決まりがありました。

しかし今では、下着をつけるのではなく、

比翼を着物の胴裏腰から裾まで下着をつけているように仕立てて、下着の代わりとしています。

結婚式の際に既婚女性が着る江戸褄(黒留袖)の内側にも白い生地の比翼があります。

 

③小物

〇帯

成人式の振袖には袋帯が使われるのに対して、婚礼では丸帯が正式とされています。

しかしながら、気に入った帯があり、華やかに結ぶのであれば袋帯でも構いません。

結び方は、「立矢」が伝統的。

「立矢」は自分が主役のときにしか結べないとされています。

華やかな帯結び方なら「立矢」以外でも大丈夫です。

 

〇足元

金色で、約5センチの高さの草履を履く。

 

〇抱帯、筥迫、懐剣を身に着ける。

 

上の①と、②の理由から。

成人式で着た振袖は、一度ほどいてから仕立て直す必要があります。

福岡で創業90年の浅井染色整理工場なら、ほどきから、丸洗い、仕立て直しなどすべてを合計して約15万円(税込)前後です。

 

この価格と、ホテルや結婚式場でのレンタル料と比べてください。

 

成人式のときに誂えたご自分の振袖や、

祖父母などご親戚の方々が、しまいっぱなしになっている振袖があったら、

「引き振袖」に仕立て直すのは、とても有意義な活用法です。

振袖の持ち主であるお母様やおばあ様、ご親戚の方々から、きっと歓迎されることでしょう。

 

もちろん、「引き振袖」の後には、元の振袖に仕立て直す(※別途仕立代)ことができます。

 

振袖から引き振袖への仕立て直しについて、

詳しいことは、下記へお問い合わせください。

 

(有)浅井染色整理工場 〒810-0022

福岡県福岡市中央区薬院2-13-5

 フリーダイヤル: 0120-392-749

TEL: 092-741-2749

FAX: 092-726-5028

Mail: info@asai-net.com 

 

 

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