着物のクリーニングや染み抜き・仕立直し・リメイクなどの専門工房・浅井染色

着物のクリーニング、染み抜きの豆知識

着物のシミ抜き　概要

あとで着物のシミにびっくりしないために。

淡い色の訪問着を脱いだまましまいこみ、

次に着るときに出してみたらうっすらとしたシミが浮き出していてびっくり。

あわててしまったという経験はありませんか。

着たその日か、翌日には着物をじっくり点検したいものです。

気をつけて見たいところは、次の５カ所です。

◆掛衿（かけえり）

シミ・汚れの原因・・・顔から首の汗、化粧品

◆袖口（そでぐち）

シミ・汚れの原因・・・手首の汗や皮脂・アカ

◆前身頃（まえみごろ）

シミ・汚れの原因・・・食品や飲み物

◆胴裏（どうら）及び八掛（はっかけ）などの裏地

シミ・汚れの原因・・・足の汗

◆裾（すそ）

シミ・汚れの原因・・・砂やぼこり、泥はねの汚れ

家でもできる着物のしみ抜き

シミには、家でもできる処理とやはりプロに任せたいものがあります。

①家でできる処理、

②してはいけないこと、

③プロに任せたいこと、

①家でできる処理

シミ抜きを、油性の場合、水性の場合、療法の場合に分けて処理をします。

◯化粧品・インクなど（油性のシミ）の場合

着物についたシミの下に、タオルか綿のハギレなどの布を敷きます。アルコールかベンジンを含ませた白い綿のガーゼで、シミの上からトントンと優しくたたいて、上下の布にシミを移していきます。ベンジンは揮発性の高品質なものを使用します。

<参考>良質なベンジンは布地をいためません。白紙の上に、一滴たらしてみて、乾きが早く、あとに何も残らないものを使用しましょう。

◯お茶やお酒・調味料など（水性のシミ）の場合

その他の場合、着物についたシミの下にタオルや綿のハギレなどの布を敷きます。食器用の中性洗剤を水で15倍に薄めた液体をシミの上にたっぷりと含ませ、シミの上から歯ブラシや白い綿のガーゼで、トントンと優しく叩いて、布にシミを移していきます。

◯チョコレート・バター・マヨネーズなど（油性と水性が混在）の場合

油性のシミ抜きをしたあとに、水性のシミ抜きも重ねてします。

②してはいけないこと

ａ.シミを強くこする

着物に刺激を加えると生地が傷むばかりか浸透し、シミが取れにくくなることがあります。

ｂ.おしぼりでシミを拭く

レストランやカフェで出されるおしぼりはアルコール等の薬品が含まれていることがあり、それでこすると変色の原因になる場合があります。

着物の染み抜きをプロに任せるとき

• ①と②を試してシミがとれないとき、変化があってもまだシミが残っているときは、私共プロにお任せください。

そのときは、覚えていたら汚した場所、原因となる食べ物や液体を伝えます。また、何のシミがわからないときもプロに相談してみてください。プロが専門的な知識で対応します。

浅井染色整理工場は福岡で創業90年の着物再生専門店です。

☆シミ取りの見積りは無料。

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☆経験豊富な、プロの染色補正士が担当します。

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