着物のクリーニングや染み抜き・仕立直し・リメイクなどの専門工房・浅井染色

タンスの肥やしになっている羽織を、パンツにリメイク。

最近めっきり活用の場を失った羽織。その羽織を蘇らせる奥の手が次にあります。

四、五十年前までは、卒業式、入学式を迎えたお母さま方の正装用の和服として、付下げに黒羽織が定番でした。呉服業界、特に羽織専門の業者は飛ぶように売れた着物として、ホクホク顔でした。

しかし今現在は、黒羽織を羽織る方はほとんどいらっしゃいません。

着物に流行はないと思われがちですが、現実はそうでもありません。実際、黒羽織の代替えではありませんが、道行コートや道中着が着物の上に羽織る衣装としては定番となりつつあります。　しかも丈の長いコートが流行っています。

黒羽織の復活はゼロではありませんが、今々の衣装としてお召しになるのはかなり勇気が必要です。

ちなみに今、ママ振袖と称して2、30年前のお母さま方がお召しになった振袖をお子様方が着られることがブームになっていますが、弊社が15年ほど前に日本で最初に設立した、振袖リフォーム専門工房サイトは、見向きもされませんでした。しかし、地球資源保全の流れか、着物を再利用しようとする時代の流れを今、ひしひしと感じております。

今の段階で羽織を着物として、リフォームすることは難しいですが、洋服へのリメイクならば容易です。

羽織の丈の関係から、ワンピースとかドレスへのリメイクはできませんが、ベスト、チュニック、パンツなどへのリメイクは可能です。特に弊店で人気のリメイクはパンツです。

正絹の生地の肌触りと、全体が黒地でワンポイントの柄を配することができるのが、人気の秘密かもしれませんね。

Before	After

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