着物を断捨離（生前整理）せずリメイクするなら浅井染色

着物の断捨離（生前整理、遺品整理）

2019/10/21 2020/09/16

断捨離は物への執着や心の混乱を断ち切る効果があるといわれています。

心が安定しかつ、日頃の生活や仕事のモチベーションを上げる意味においても断捨離は洋の東西を問わず人気のある行為なのでしょう。

それ故か、片付けのコンサルタント「こんまりさん」こと「近藤真理恵」さんは、アメリカの雑誌ＴＩＭＥで「世界でもっとも影響のある100人」に選ばれました。

断捨離に際しての選定基準

「片付け」にさいして先ず行うことは、要るものと要らないものとを選別することです。究極どれを捨てるか。つまりどれを断捨離するかでしょうか。

これが決まれば、断捨離を含めた着物の整理作業のほぼ80％は終わったも同然と言えます。

「こんまり」さんは、心ときめくのは残す。

ある心理カウンセラーによると「対象となるものが、リサイクルショップで展示されていたら買うか、買わないか」を基準にするとよい、と述べています。

ただいずれの方法も迷いはきえません。

着物の断捨離のリスク

断捨離が言うほど易しくないのは、捨てた後、絶対後悔しないとは言い切れないからだと思います。また、人は年を重ねるにしたがって価値基準が変わってくる場合もあります。私事で恐縮ですが、年若いころ、家にあったレコード（ＳＰ盤）を捨てたことがありました。ちょうど音質のよいＬＰ版が普及し始めた頃でした。音質が悪いからと言って捨ててしまって、今思えば大変残念なことをしたなーと後悔しています。

今回、ラグビーで話題を集めた、日本とスコットランド戦ですが、そのスコットランドは中世の宗教改革で歴史あるカソリック系の教会や建物を、華美に流れるとの理由で破壊してしまったそうです。したがって、イングランドなどにあるような伝統的な建物などが極端にすくないといわれています。

着物の活用方法と片付けのご提案

少し話がずれてしまいましたが、人は特に物やサービスを仕入れるさいに、その方の思いの優先順位を表明しているといっても過言ではありません。

「もったいない」精神は日本人の美徳ではありますが、それが行き過ぎるとタンスの肥やしになる可能性が大きくなり、逆効果になります。

着物は高価なものです。着用しないからといって、捨ててしまう又は転売してしまうのはもったいないような気がします。特に形見分けでいただいた着物は、着物として復活していただきたいですが、どうしても着物にご関心がなければ、洋服や、バッグ、などの小物類にリメイクされることをお勧めします。

着物の遺品整理や生前整理などは、かなりエネルギーの要る作業になります。

最終的に残す、残さないの判断はお客様自身がお決めになることではありますが、その着物の市場価値は余程着物に精通した方でなければ、値を付けるのは難しいと思われます。確かに市場価値だけで判断するわけではなく、お客様の思い入れの部分は市場価値には反映されませんので、その辺の判断と市場価値とを加味してお決めになる必要があろうかと思います。着物の片付け等はできれば専門家にアドバイスを受けられることをお勧めします。

私共着物の整理については、豊富な実績がありますので、お気軽にお問合せください。現在、全国無料出張サービスをさせていただいております。